パラレール – 井口真理子 × 久保木要 グループ展 –

2日間限定で地下1階にて、京都で活動する 絵画作家 井口真理子と造形作家 久保木要による二人展を開催する運びとなりました。
土曜11:30-17:00はカフェ営業もあります。どうぞお越しください。

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パラレール – 井口真理子 × 久保木要 グループ展 –
2021 年 2 月 13 日(土)、14 日(日)11:30-18:00
京都市下京区朱雀宝蔵町99 河岸ホテルB1
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ちょうど1年前、パンデミックというレールが世界に突如出現しました。
このコロナ禍という未曾有の列車に誰もが有無を言わせず乗せられました。
「一体どこに行き着くのか分からない不安」を誰もが少なからず感じています。
しかしそんな不安も飲み込んで、作家として「何が出来るか分からない期待」 というポジティブな回答を、本展で試みたいと考えます。
井口は絵画を基盤にしながら、時空間をまたいで人間を描写することをテーマとした「NEW PEOPLE」シリーズを展開しています。
人類を超越した存在を「NEW PEOPLE」、彼らが放出する地球外生命体を思わせる創造的波長を「SUPITUNE」と定義します。
近作では、未来視点的な提起を通して現代社会をメタ的に表現しています。
久保木は陶芸という基軸を持ちながら、アクリル素材を使ったグラフィカルな作品など、 幾多のフィールドを軽やかに開拓し、「未知の文明の痕跡」をテーマにした未来視点的な提起をしています。
二人の作家のレールが交差した本展では、互いの作品を同じ空間に展示することからもう一歩 踏み込んで、互いのテーマを個の作品として合作するという実験を行いました。
井口のデザインした「NEW PEOPLE」や「SUPITUNE」を久保木がアクリル作品に落とし込み、 久保木が造形した「未知の文明の痕跡」を井口が描きます。
「モノ」レールから、(なぜかこうなった)「パラ」レール(パラレルワールド)を生きることになった今、 井口と久保木のコラボレーションもまた、パラレールの中で生まれた「未知なレール」の交差点です。

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